2011年11月20日日曜日

北海道の木材。「地材地消」のススメ。


風邪が長引いているのか、気管支炎なのか。
咳が止まらなくてちょっぴり弱り気味。
いつもより大人しめなのは自覚していましたが、
「何かいつもより3割くらい元気ないね。でもそのくらいの方が可愛らしさが出るよ。」と言われて
少しむっとしました。
早く元気を取り戻さなくては!


こんばんは。加藤美和です。
今日は、「北海道の木の家見学会」に参加してきました。

「地材地消」が見学会のテーマ。
この言葉、聞いたことがある方もいらっしゃいますよね。

数年前より普及してきた言葉で、「地産地消」と意味合いはほぼ同じです。
そして、これを少し進めた取り組みを「産消協働」と言います。
「産消協働」とは、農水産業だけではなく消費者と生産者が連携して、
地域の経済や域内での人・もの・お金の循環を高める運動のこと言います。
例としては、有名な「旭川家具」や月寒あんぱんの「株式会社ほんま」。
それから、今年の「さっぽろオータムフェスト」でわたしが食べた「松前マグロ三色丼」
事例の一つなのですよ。


さて、話は見学会に戻ります。
まずは東区にある「ビオプラス西條デザイン」さんのモデルハウスを見学。












道内産無垢木材(トドマツ・エゾマツ・カラマツ)を使用とのこと。
アンティーク調に仕上げる為に、亜麻仁油に塗料を混ぜた自然塗料を
木材に塗っているとお話していました。
断熱材には、道内の古新聞を再利用したセルロースファイバーを使用しているのだそうです。
坪単価は80万円位なのですって。た、高い。


お次は岩見沢へ移動。












「武部建設株式会社」さんの本社と、隣接する結ホールで説明を聞き、
それから「宝水ワイナリー」へ。
























オレンジピンク ロゼが大人気で、あっという間に売り切れていました。
雪の結晶をモチーフにしたラベルが可愛らしいです。

その後は、ようやくお昼ご飯。
江別の野菜レストラン「食祭」にて。























江別近郊で採れた新鮮野菜と、「江別小麦」を使用した自家製パン。
ピクルスもホタテのグラタンも美味しかったです。
パンがとても美味しかった!

デザートは、りんごのすりおろしゼリー。


お腹もいっぱいになって札幌に戻り、最後に北区のモデルハウスへ行きました。


今回は、「地材地消」の「消」の部分しか見れなかったので、
機会があれば是非「材」である林業の現場を見てみたいところです。

「地材地消」をするメリットは、主に2つあるといいます。
一つは経済的メリット。もう一つは環境的メリット。
残念ながらお金(為替や物価)や後継者問題で、なかなか国産木材の利用は進んで
いないというのが現状です。
もっと消費者に利用してもらうために、例えば「北の木の家認定制度」というものがあったりします。
しかし、PRもあまり積極的とは言えない為か認知度は低いと思います。
経済波及効果についてのレポートがあるので、興味のある方は下記サイトへどうぞ。


■道産木製品の利用による北海道への経済波及効果


もう一つの環境的メリットについては、CO2云々~の話なのでスルーします。
いつまで地球温暖化なんて言っているのやら。。。

戦後植林されて60年以上経った今、森林は手入れを必要としています。
手入れされない人工林は、生育も悪く土砂災害を招いたり、商品として
価値の無い木が育ってしまいます。
また、下層植生の生えていない状態、いわゆる「緑の砂漠化」が進むと生態系が
破壊されてしまう恐れもあるといわれています。

私の様に、独身で今のところ家を建てる予定も無い人が、「地材地消」に大きく貢献するのは
正直難しいところです。
可能なことと言えば、家具やカトラリー・食器を購入すること位でしょうか。

まずは、たくさんの人に「地材地消」・「産消協働」の取り組み事例を知ってもらいたいです。
大好きな北海道が元気になったらいいな。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日もあなたにとって素敵な一日でありますように。

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